ノーベル文学賞に中国の莫言氏-体制寄り作家との批判も

 ノーベル医学・生理学賞を山中伸弥氏がとったが、ノーベル文学賞は海外では村上春樹がとると思われるほど支持が高かった。ところがノーベル文学賞に中国の莫言氏が選ばれた。それからしばらくして、体制寄り作家との批判が持ち上がってきた。
 日本人が取れなかった事で、日本人の俺が書くのもなんとなく負け惜しみぽくなるが、いずれ村上春樹氏が取るのは目に見えているので、この「体制より」という言葉からノーベル文学賞を考えようと思う。

 「76年に人民解放軍に入ったあと執筆活動を始め、87年の小説「紅い高梁」で高い評価を受けた。この作品はのちに張芸謀監督によって映画化され、映画は賞を受けた」
  ・・・・人民解放軍に入っていたんだな。

 莫言氏―このペンネームは中国語で「しゃべるな」を意味する」
 「莫氏は執筆活動の初期の段階で、反体制的スタイルで文学界で評価されていたが、最近では一部の作家や中国の人道活動家らは、同氏がその偉大さを中国の表現の自由拡大のために使っていないと批判している」

 これに関して莫言氏は

 「私は中国共産党のために作品を送り出してきたわけではない」「作家として社会に対する不満を書いてきた」と発言している。

 しかし中国政府側の見方は、莫言氏とは違うようだ
 「中国外務省の洪磊副報道局長「2年前(の劉氏の受賞)は中国の内政と司法の主権に干渉するような決定で、断固反対したのは当然」と強調。政府関係者の間では、今回の莫氏の受賞について「これで中国人の受賞は平和賞の劉暁波のように中国政府批判をする欧米社会にすり寄る人だけではなくなった」」

 しかもこれを裏付けるような事がもうひとつあるのは、「中国作家協会の副主席として、自由な文学創作を「検閲」する側にいる」ことだろう。

 さらに
 「ノルウェーのノーベル賞委員会は2年前、反体制活動家劉暁波氏に平和賞を授与した。さらに中国は平和賞を決める独立委員会が置かれているノルウェーに対して冷たい姿勢を取るようになった。」というものが絡み合ってくると、これは他国の問題、他国の政策の問題で片付けられる問題だろうか?むしろノーベル賞委員会が当事者になってるとすら思える(苦笑)中国との関係を良くするためにあえて文学賞を莫言氏に与えたようにすら思う。
 村上春樹氏の場合は逆に原発を推進してきた日本政府を批判し、原発や核の問題まで批判している。そうした国々からすれば、村上春樹氏に文学賞を与えたくないという委員も現れるだろう。

 今回の受賞が仮に文学的に優れていた人に与えられたとしても、それ以外の人たちの存在がある以上、その人にあげなければならなかったのかという疑問符とともに、文学以外の政治的背景が本当になかったのかかなり疑問に思うところである。

 劉氏がもらったノーベル平和賞。その後作られた中国の孔子平和賞が陳腐だったなぁという事が思い出される(笑)

 後戦争しているオバマにも与えられたなぁ(苦笑)しかも今回とうとう人ではなくEUという集合体に与えられた(苦笑)そのうち文学の中の登場人物とかに与えない事を祈るばかりだ(笑)



http://jp.wsj.com/Life-Style/node_528209
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1205T_S2A011C1FF1000/