iPS細胞:せっかくのお祝いムードを横から台無しにした森口尚史

 ようやくノーベル賞を受賞した山中伸弥教授。
 日本中が喜びに沸いてるのもつかの間、「心筋細胞をつくり患者に移植した」と突如現れたのが森口尚史。山中氏はこれから臨床実験の段階に入るといっていたが、森口はすでに6人もの患者に移植をし、それが成功し、まったく問題ないと発言している。
 森口は今年2月、iPS細胞から作った心筋細胞を患者に移植したとする臨床応用例をポスターで発表していた。
 ところが森口が在籍していると言っているハーバード大は「森口氏は1999年から2000年まで(大学と関連する)病院の客員講師だったが、それ以来、関係がない」としているし、マサチューセッツ総合病院も「森口氏に関連した治験が承認されたことはない。現在、両機関とも森口氏と関係はない」と正規の手続きを経た臨床応用が行われたことを否定した。
 森口氏はハーバード大客員講師を名乗り、総合病院で臨床応用を実施したとしていたのに、両機関から違うといわれている。これは明らかなペテンなのではないだろうか?

 「iPS細胞はがんになる可能性があるため、安全性の研究が慎重に進められており、別の担当者も「移植された後で、がんになる恐れもあるのでは」と懸念していた」これはまだiPS細胞ができたばかりのころは問題になってなかったが、研究が進むにつれて、がんの問題などがクローズアップされた。

 「京都大でiPS細胞研究に関わる専門家は「治療に使えるほどの心筋細胞は、まだ開発されていない。そこまでできていたら、もっと正式な形で発表したはずだ」と言う指摘もなされている

 厚労省によると、森口氏は日本国内の医師免許を所持していないが、研究には必要ないという。

 森口は10日から米ニューヨーク市で開かれていた幹細胞に関する国際会議で発表するはずだったが、会議の主催者側は11日「ハーバード大から森口氏の発表の正当性に関する疑問が呈された」として、ポスターを撤去。主催者によると、森口氏は10日の会議に出席したが、11日は姿を見せなかった。


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101200421


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012101200092


http://www.47news.jp/47topics/e/235276.php



作り方は?
体細胞に遺伝子注入

iPS細胞の作製は簡単だ。「基本的なバイオテクノロジー技術があれば誰でもできる」(山中教授)という。  取り出した皮膚や胃の細胞などに2~4種類の遺伝子をウイルスを使って入れ込むだけ。遺伝子は、山中教授が、ES細胞の万能性にかかわる遺伝子の中から探り当てた。最初にマウスのiPS細胞を作った際には「Oct3/4」「Sox2」「Klf4」「c―Myc」の4遺伝子を使用した。  また、米ウィスコンシン大のジェームズ・トムソン教授らは、山中教授が使った「Oct3/4」「Sox2」の2遺伝子に、別の2遺伝子を組み合わせた方法で成功している。  しかし、これらの遺伝子は、細胞のDNAの狙った部位に入れることができず、細胞ががん化する恐れもある。そのため、使う遺伝子は少ないほどよく、山中教授は、4遺伝子のうち、がん遺伝子の「c―Myc」を抜いた3遺伝子でもiPS細胞を作製している。  作製法はこれだけではない。米スクリプス研究所のシェン・ディン准教授は、安全性の高い化合物と2遺伝子を組み合わせた方法でも成功した。安全で効率の良い作製法を巡って、世界が激しい競争を繰り広げている。

http://www.yomiuri.co.jp/science/ips/news/ips20080815.htm


 クローンとiPS細胞の違いは簡単に言うと卵子を使わない。ES細胞も結局卵子を使っている。
 患者本人の遺伝情報を持たないES細胞では、拒絶反応が避けられない。これを回避するには、クローン技術を使って、卵子に、患者の皮膚細胞などの細胞核を入れた「クローン胚」を作製し、そこから患者本人の遺伝情報を持つES細胞を作る必要があった。